院長年頭あいさつ

新年あけましておめでとうございます。お健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
近年、妻有地域の医療情勢の変化はめざましく、複数の入院病棟や診療所が閉鎖されました。また、地域医療構想会議などで、医療機関の再編も検討されています。そのような中で、津南病院も、スタッフ不足、施設の老朽化、赤字経営といった問題を抱えております。しかし、地域が元気であるためには、医療体制が継続して保たれることが必要であり、津南町およびその周辺地域の医療を担う、津南病院の重要性は以前よりも増していると考えます。
当院の経営理念は、『身近なかかりつけの医療機関として、地域と共に生き、信頼される医療を提供します』です。日本医師会では、かかりつけ医について、『健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のこと』と定義していますが、当院で目指している医療はまさにこれです。津南病院は身近なかかりつけの医療機関として、これからも地域の医療、介護、保健を支えていきたいと考えています。
本年も地域の皆様のご支援、ご指導をお願い申し上げます。

令和2年新春

町立津南病院 院長 林 裕作